夜行性の動物もたまには昼間に顔を出すことがあります。
そんな中でも不意に遭遇して驚く(怖い)のは、やはりクマですね。
高校生の夏休み、自宅の裏の川にヤマメ釣りに行ったところ、川の浅瀬で体長60~70㎝程の若いツキノワグマが水をバシャバシャさせていました。
向こうもほぼ同時に気が付き、お互い慌てて逃げていったのを覚えています。
一応警察に連絡して現場に案内していたら途中の畑に大きな足跡があったので、おそらく親子で近くをさ迷っていたのでしょう。
昨日は紫波町の山王海ダムへ行ってきましたが、林道を歩いていたら5m程先の藪から1m程のツキノワグマが出てきました。やはりこちらに気付いて藪に戻って逃げていきました。
このように人と遭遇したクマの多くは自ら逃げていきます。しかし、中には人を襲ってしまう事故も発生しますので、クマの出没する地域では警告の看板が掲げられていることがあります。
私はこの看板のバリエーションに興味を持ち、見つける度に写真を撮ってきました。
クマに会いたい気持ちもあるけれど、会ったら怖い。でも野生のクマを見たい。色んな気持ちが混在していますが、やはりクマも好きです。
「会えないなら看板だけでも」という妥協案なのかもしれません。
という訳で今回は、『熊注意の看板』を紹介していきます。ほとんど地元ですが。
リアリティーのあるシルエット&注意。
(秋田県大仙市)
シルエット&注意&爪痕で強調。
(岩手県盛岡市)
イラスト&注意。
(岩手県盛岡市)
文字のみ。具体的な出没情報。
(岩手県雫石町)
イラスト&注意。
設置状況。結構無造作。
(岩手県盛岡市)
写真&注意&連絡先。
(岩手県盛岡市)
いらすとや&注意。
上の看板が数年後にこちらに置き換わっていました。可愛くて警告にならなそう。
(岩手県盛岡市)
写真&強めの警告。
(岩手県盛岡市)
写真&注意の文字&他の動物も一緒くた。
ハクビシンまで危険動物扱い。ニホンザルはここにいません。
クマの写真の右下に『写真はヒグマ』と素直に書かれています。
木の幹に貼ってるので、丸まってて写真とりづらい&日焼けして薄れてる。
(岩手県盛岡市)
可愛いイラスト&注意。
(岩手県滝沢市)
ちょっと怖めのイラスト&注意。
(岩手県平泉町・中尊寺の裏手)
写真&注意。
と思ったら、精密な絵でした。
(青森県)
シルエット&注意。
(岩手県遠野市)
イラスト&注意&対処法。
この看板の隣にうんち。
(岩手県紫波町)
手作り感あふれるセット。
(岩手県盛岡市)
文字のみ。
(岩手県盛岡市)
とりあえずこのくらいにしておきます。
こうして見てみると危険性を強調するもの、可愛いもの、詳細な情報が添えられているもの、年季の入ったものなど、バリエーション豊富でコレクションのしがいがありますね。
設置主体の多くは自治体のようですが、団体や個人で掲示しているようなものもありますし、作り手のセンスが垣間見える作品ばかりです。
盛岡市の看板が多いのは、私の活動範囲が盛岡市を中心としているからでもありますが、県庁所在地でありながら自然豊かな環境であることをアピールしたい地元愛も含まれています。
本州なのに看板に使われているのがヒグマだったりするのはあまりいい気はしませんが、その辺も含めて看板収集の面白さと思うことにしましょう。
それでは、また。
*おまけ
これは何でしょう?