日に日に「涼しい」から「肌寒い」と感じるようになり、季節は着実に冬に向かってきてますね。
私の作る骨格標本はあくまでも個人の趣味なので、標本用の遺体の入手ルートが少なく、手元にあるのはほとんどが地元の動物ばかりです。ネットで購入することもありますが、お金がかかるので欲しい種類を入手できるとも限りません。
そんな時に頼りになるのは趣味を理解して協力してくれる知人の存在です。
とある先輩は昆虫マニアで、昆虫に疎い私にとっての師匠でもあります。師匠の子ども達も親譲りの動物好きで、一緒にヘビやスズメバチを採りに行ったり、動物の遺体を発見したら教えてくれたりと仲良くさせていただいています。
そんな師匠は沖縄が大好きで、毎年2回は家族で沖縄旅行しているほどです。私の結婚祝いには高級な三線もいただき、家宝にしています。
今回は師匠が沖縄から持ってきてくれたお土産をご紹介。沖縄ならではの動物はやはりロマンがありますね。
イイジマウミヘビ
皮はダルダル
顔が可愛い
台風明けの海岸に打ち上げられて亡くなっていたそうです。当時小学生だった息子さんが、私のためにとペットボトルに入れて持ってきてくれました。
魚の卵を食べる特殊な食性のため、顎や歯が退化しており顔つきが他のウミヘビとも違います。
イラブー
定番のエラブウミヘビの燻製です。入手は容易で、市場やお土産屋で食材として売られていますが、もちろん食べません。味も気になりますけど。
既に保存用に加工されているのでそのまま保管していますが、骨にするかどうするか悩んでるうちに数年経ってしまいました。
一番テンション上がりました。
このデカさ。本州ではお目にかかれないサイズです。扱いに慣れているとはいえ、よく捕まえてくれたなと思います。師匠達の興味は『飼育』なので、遺体や飼育向きでない種は私の元に届きます。
沖縄の動物は特別感もあって人気がありますが、有毒、希少、保護対象など安易に手を出してはいけない種もいますので、師匠もその点は十分に考慮して採集していることを付け加えておきます。
コロナのせいで2年も沖縄に行けず、落ち込んでいますが、来年こそは沖縄行けるといいですね。
私も沖縄行きたい。
それでは、また。