最近ロードキルにも出会わず、動物・骨ネタに触れる機会がないためブログの内容が雑記ばかりになってしまいました。
なので今日も動物ネタはありません。
そういえば、以前お話しました、講義の息抜きにやっていた『動物クイズ』を実習生用のウェルカムボードにも貼ってみたら好評でしたよ。
さて、タイトルにもある『方言』ですが、地方出身者にとっては「方言が通じない」というのはもはやあるあるネタでしょう。私も岩手の片田舎出身なので、独自の方言を身に付けてきました。
先日、雪が半解け状態の駐車場を歩いていたら、靴の中に水が滲みてきて靴下が濡れてしまいました。このように靴に水が入って濡れることを私の小学校では『キャッパした』と言います。
ところが、中学校に進学したところ隣の小学校の子達に「それはキャッポだろ」と言われ、「やーい篠木っ子」と笑われました。
靴が濡れた時に当時のことを思い出し、同じ中学校出身の先輩にそのことを話したら、また笑われました。
ちなみに、北上出身の祖父は『ヶャッパリ』と言っていました。発音が日本語表記に対応していません。
また、『ポコペン』という遊びも私達の小学校では『ぎったん』と呼んでおり、これまた「やーい篠木っ子」と囃されたものです。
もちろん相手は本気で嘲笑している訳ではないですし、私達もそれを分かって反応していましたが、狭い地域の中でも方言の違いで格差が出てくるというのも面白い経験だったと思います。
そうそう岩手の方言には『いずい』ってのもありました。これは該当する日本語が無いうえ、キャッパより言語化が難しいのですが、例えば服の中でシャツなどがたぐまっていたり、寝てる時にシーツにシワが寄っていたりして不快な感覚のことを言います。
患者さんに介助して服を着せた時、「いずい所ありませんか?」って聞いたりします。これ以外でも用途は広いので、知らない人に説明するのが一番難しい方言だと感じます。
学会や研修で全国の看護師と知り合う機会も多いのですが、方言ネタは盛り上がりやすいので便利ですね。
それでは、また。
*おまけ
しばらく動物の写真を載せていなかったので、馬の写真で誤魔化しておきます。