スカベンジャーの標本部屋

本業は看護師ですが、趣味で動物骨格標本を作成しています。

人生初胃カメラ

 昨年の検診でピロリ菌の疑いを告知され、受診を勧められていましたが、重い腰はなかなか持ち上がりませんでした。
 妻や先輩、友人から散々尻を叩かれ、本日ようやく検査に行くことができました。

 今回は胃カメラ検査のレポートです。
 今後胃カメラを飲むことになる人達の参考になればと思います。

 検診結果を受けて某検査施設へ受診の予約をし、郵送された問診票と同意書に必要事項を記載して検査施設へ。
 前夜21時から水以外の飲食は禁止です。

 建物は新しく、館内は和風の設えで南部鉄器など岩手県の特産品が飾られていました。ちょっとお高めな和食居酒屋のような雰囲気です。

 受付して血圧測定して、20分程で呼ばれました。
 鼻と口どっちからカメラを入れるか選び、胃の泡を消すお薬をコップ1杯飲み、「カメラが入りやすくなるお薬です」と言われて鼻の奥に不味い液を注入され、さらに麻酔も2種注入。さらに苦不味い。喉の奥、舌が痺れてきました。
 「むせるので唾液は吐き出していいですよ」と言われますが、喉が麻痺してるので咳もろくにできず、よけいにむせて唾液が溢れ続ける。
 (嚥下障害のある人もこんな感じなのかな)と考えているうちに診察に呼ばれ、医師から問診とリスクについて説明を受けました。

 検査台に横になり、感染対策のためマスクは着けたままで鼻だけ出して胃カメラが挿入されていきました。
 枕にビニールが敷かれておりガーグルベースンも置かれています。看護師から「唾液は飲み込まずにそのまま出しててください」と言われてたので、口も開けっ放し。でもマスクしてるからマスク内に唾液が溜まっていくんですけど…。

 先生は無言で胃カメラを挿入し続け、今どこでどうなっているのかわかりません。
 麻酔も効いてるのでカメラの痛みは少ないですが、喉の奥を刺激されている感覚は苦しく不快です。
 そして、先生何も言わないけど空気を注入して胃を膨らませていたようで、終盤はゲップが出まくる。
 時計が見えませんでしたが、だいたい5分くらいで終了しました。カメラが抜かれた時の安堵感と爽快感がたまりません。

 目と鼻と口から色んな液体がダラダラ垂れ流しのまま起き上がり、看護師からティッシュで何回も拭いてもらいました。これが一番恥ずかしかった。
 先生がモニターで画像を確認している真横でうがいをする。
 何で洗面台が先生の机の真横なんでしょう?

 その後、画像を見せてもらいながら結果の説明を受けました。胃炎が見つかり、消化器科の受診を勧められました。とりあえず潰瘍、癌はなかったようで一安心です。
 ここは検査専門なので治療は任意の医院・病院で受けることになります。希望する受診先を選び、ピロリ菌の有無を確かめるため別室で採血してもらい、本日の受診は終了。
 受付から会計終了まで1時間15分くらいでした。

 受診後も喉と舌の痺れはしばらく続き、ゲップとおならも出続けていました。

 大腸カメラはお腹の苦しさが辛かったけど、胃カメラは喉の刺激と麻痺が辛いですね。もう受けたくありませんわ。

 それでは、また。