盛岡は今日もいい天気。
最近仕事が忙しく、息抜きする暇がなかったので、「6時までには帰るから」と妻に許しを乞うて早朝ドライブへ。
前半空振りでしたが、折り返し地点付近でアナグマを発見。
立派なオスでした。死因は胸腔内臓器の損傷。骨の損傷は上部肋骨の骨折のみ。
折り返し後、歩道上でハクビシン。
この子もオスでした。見た目は無傷そうですが、腐敗臭がひどく脱毛も見られ、多数の虫がたかっていました。解剖してみると肉も内臓も分解が進んでおり、皮膚が自然と剥がれるほど。
明らかな骨折は認められませんでした。
おそらく死後数日は経っていたのでしょうが、民家の前の歩道に遺体が数日放置されているというのはいかがなものか?
誰も処理しようとしなかったんですね。
川原で二体の解剖を終えた頃にはもう7時!!
妻との約束を守れませんでした。慌ててすぐ帰る旨をLINEで伝えたところ、「ゆっくりしてきていいんだよ」と優しいお返事。
アナグマとハクビシンは大まかな除肉をしただけなので、一旦帰って朝食を食べてから後で実家に持っていくことに。
妻に迷惑かけないためにも急いで帰らねば!
と、その道中で
ニホンジカのメス。
ああああああ・・・
なぜ急いでいるときに限って大型哺乳類を見付けてしまうのか。(焦って写真撮ったので軍手が映り込む)
回収だけでも一苦労。
妻に平謝りしながら、さらに遅くなる旨を伝え、シカを拾って結局そのまま実家に向かいました。
妻への申し訳なさで胃が痛くなってくる。
実家に着くと両親が出てきて、前回拾ったキツネが臭いと苦言をいただき、いつまで集めるの?と顔をしかめられ。「何とかします」としか言えず。
汗だくになりながらシカを解体、除肉してたら死肉の匂いに寄ってきたスズメバチに追い回される。シカはカゴを被せて雨ざらしに。
アナ、ハクは容器に水を半分入れてカゴを被せてウジに任せる。
帰り道、朝食を買いにコンビニに寄った時には既に11時。
もはや昼食。おにぎりと唐揚げを購入し、食べながら帰途につきました。
そして思い出す。腐敗臭を嗅いだ後は臭いが鼻に残るので、肉を食べると腐敗臭の味がするということを・・・。
さっき解剖した腐敗ハクビシンを食べているような感覚を抱きながら帰宅いたしました。
妻は「お帰りなさい。お疲れ様」って、今日も優しかったです。
こんな夫ですみません。
それでは、また。