妻は休日起きません。
私は習慣でいつも4時には覚醒してしまうので、妻子の寝てる間に仕事や趣味のことをやりつつ朝食を作って娘の起床を待っています。
6時半、娘起床。娘に起こされた妻もリビングに顔を出しましたが「ごめんなさい」と言い残し再び寝室へ身を潜めていきました。
朝食を済ませて遊んでいると、娘が「今日はどこ行くの?」って聞いてきたので、ここぞとばかりに「お散歩に行こう」と言って岩手県立博物館に連れ出した次第です。
博物館の企画展『水辺の生きもの』に行く機会を逃しまくっており、本日が最終日だったので間に合って良かったです。
娘は1歳位の頃に1度行ったけど覚えていないでしょうから、実質的に人生初博物館となります。
館内に入るとすぐにエントランスホールの巨大な毘沙門天像にビビる娘。
次いで恐竜の頭骨にビビる娘。
でもマメンキサウルス全身骨格はデカすぎて視界に収まらなかったのか、ビビらず眺めていました。
2階に上がってもチャグチャグ馬っこの模型にビビる娘。
こんなにビビりまくりで大丈夫か?
パレオパラドキシアやウシの骨格、土偶、縄文人は大丈夫でした。刀や巻物には無関心でスルー。
しかし、歴史のコーナーにある蝋人形には怯えてしまった娘。わかるよ、パパも小さい頃これの前で泣いてた記憶あるもの…
一番はしゃいでたのはここでした。岩手の地形模型でボタンを押すと市町村や山、ダム、科学施設等の場所のランプが点くやつ。
単純に『押すと光る』という反応が面白かっただけでしょうけど、しばらく離れませんでした。
その先は岩手の自然のコーナー。岩手に生息する動物達の剥製が展示されています。
一番手前にアナグマがいるのが嬉しい。
そしてお目当ての企画展へ。
入口で出迎えてくれたのはツキノワグマ、イノシシ、シカの剥製でした。
鳥の剥製がずらりと並んでいるのが目玉ですかね。どの剥製も生き生きとしてて見とれてしまいます。
ケリとコチドリのヒナの剥製
こんな小さいのも作れるって凄いですね。
この辺りで起きた妻からLINEが来ました。
本当はもっと写真撮りたかったのですが、スマホを構えると娘が自分を撮れと言って前に出てくるので、ほとんど撮れなかったのです。
二階からもマメンキサウルスが見られます。
一階に降りて『いわて自然史展示室』へ。
ここは岩手で出土した鯨類の骨から、現生の鯨類や鰭脚類の頭骨レプリカ、ウミガメやアザラシの剥製等、私の琴線に触れる展示品が多く、お気に入りのスポットでもあります。
見る度に欲しくなる棚。
でも娘はスルーして先に進んでいくもんだからゆっくり見られず…
次はハエトリグモの巨大模型。腹側から入ってハエトリグモの視界を体験できます。
実はこれ、過去にクモの企画展の時に展示されていたもので、娘が生まれる前に妻とデートで行って写真を撮った思い出の品でもあります。「常設展示にしてくれてありがとう!」と毎回心の中で思っています。
娘は怖がって入りませんでしたが。
最後は再び鳥達の剥製が並ぶコーナーです。ニホンオオカミ(と言われている)の皮やニホンカワウソの剥製もあります。
イヌワシ親子
この親子の由来に関する解説文は短いながらとても印象深い内容で、いつも心に刺さります。そして「それをこんなに綺麗な剥製に仕上げられるのも凄いな」と、制作者の技術力にも感心しています。
どんな解説か気になる方は実際に足を運んで読んでみてください。
展示品を見終わったらミュージアムショップでお買い物。
というか、娘がガチャガチャをしたいとグズるけど小銭がなかったので、博物館のオリジナルグッズを買って売り上げに貢献しつつ、小銭を作ってガチャガチャをさせただけ。
正直、娘がまだ小さいので、うるさくしたり展示品に手を出したりしないか、蝋人形に怯えてトラウマにならないかとか心配して今まで連れて行くのを控えていました。でも今日行ってみて(蝋人形以外は)大丈夫なことが実証できました。
今回はゆっくり見られませんでしたが、お互い十分に楽しめましたし、いつ行っても何回行っても楽しめるのが博物館の魅力です。幅広い分野の展示品がある博物館では、子どもでも絶対に何かしら興味を持てるものが見つかるので、飽きられることがなくて親としても助かりますね。
しかもこれだけ見られて入館料310円、子ども無料って公立の強みを活かしたリーズナブルさ。雨天でも冬でも関係ないし、広くて密にもならないから安心。
欠点を一つ挙げるなら、この年になると駐車場からの長い階段がしんどいことくらいでしょうか。
私の父親も博物館友の会会員で、小さい頃から博物館やイベントに連れて行ってもらっていたので、これからは私が娘を博物館漬けにしてやりたいです。
それでは、また。
*おまけ
ボツ写真
『マメンキサウルスの写真を撮ろうとしてる父親の前で自分が撮られると思って踊っている2歳児の後ろ姿』