スカベンジャーの標本部屋

本業は看護師ですが、趣味で動物骨格標本を作成しています。

岩手の夏は短い

 2ヶ月前に解体したヤギはデカ鍋で水浸けし、約1週間おきに水換えをしながら様子を見ておりました。

 

肉はもうありません

頭も良い感じ

 

 若いので数ヶ所バラけています。

 普段ならあと1ヶ月は置きますが、連日の猛暑で高温が保たれたおかげで腐敗も順調に進みましたので、一旦引き上げて乾燥してみることにします。若いし脂肪の少ない個体だったので骨に残った脂肪もほとんど抜けたとは思いますが、乾燥してみて脂が浮いてくるようなら洗剤水に浸けて脱脂を追加する予定です。

 

 そして用の済んだデカ鍋には別個に腐らせていた中型哺乳類達の骨をまとめて水浸けする役目を与えます。

 この骨達は木陰に置いてたため、あまり水温が上がらずヤギより腐敗が進んでいませんでした(昨年からのものもあります)。肉はもう無いですが、骨髄や脂肪はまだ残っていそうなので、鍋に入れて日当たりの良い所で水温を上げて今夏中に仕上げてしまいたいです。

そっと置かれた怪しい鍋

 

 骨しかないので動物に荒らされることはないでしょうが、一応鎖で封印しております。

 タヌキ3、アナグマ1、ハクビシン1、ウサギ1が収まった見た目も中身も特級呪物の如し。

 

*おまけ

 アオダイショウはこの暑さでも食欲旺盛です。 

餌はアダルトラットMサイズ

皮が伸びて鱗が広がるところが好き