看護師の中には、臨床で働きつつ病院に来る実習生に実習指導をしたり、学校に赴き講義したりする人もいます。
当院では岩手県による臨床実習指導者養成の研修を受けて認定された人だけが臨床実習指導者として、これらの仕事を任されることになっています。
私もその一人であり、今年度も看護学校で精神看護学の講義を計8回やってきました。看護学生といえども、精神科に興味・関心をもっている人ばかりではないですし、講義内容が難しいと苦手意識を強めてしまうし、つまらないと聞いてくれないので、学生が精神看護を楽しんで学べるように様々な工夫を凝らして講義の準備をしています。
そんな工夫の一つが、講義の途中で突然始まる『動物クイズ』
講義は1回90分ですが、人の集中力が持続するのは45分が限界との説がありますので、長々と真面目な話ばかりしていても学生の頭には入っていきません。適度な休息と息抜きを兼ねて、講義とは全く関係ない、私の趣味丸出しのマニアックなクイズを出題するのです。
以下に今年度使用したクイズを3つ載せてみました。このブログを読んでいる方は私以上の動物マニアもいるでしょうから、簡単かもしれませんね。
講義中は眠っている学生も動物クイズが始まると起き出して参加してくれます。ちなみに、問題によりますが正解率は意外と低いです。さらに学生に媚びを売るため、正解者にはご褒美のお菓子を配ります。
かなりふざけた講義スタイルなので学校の先生からは嫌がられていると思いますが、お陰様で学生には好評で、毎回テストの最後に書いてもらう講義の感想には、全ての学生が動物クイズについて書かれていました。クイズを通して未知の動物にも興味を持ってもらうこともでき、講義も楽しめる。自分も好きなことを好き勝手に話す時間が作れる。動物は最高の教材ですね。
それでは、また。