3月になっても盛岡近郊はまだ山に雪が残っており山には入れませんが、沿岸部は降雪量が少ないので山にも雪はありません。
冬の間不足していた野生成分を補充することと、越冬できなかったシカの遺体を探すことを目的に、本日は大船渡市の鷹生(たこう)ダム周りの山を歩いてきました。
登山道ではなく獣道と廃道を歩くので、駐車場に程近い平地から侵入します。すると早速シカの頭骨を発見。
角が切られた跡が見られます。
実はこの辺り、ハンターが頭を捨てていっているようで、毎年のように頭骨が転がっているのです。
2m隣にもメスの頭骨。
椎骨や骨盤の一部も辺りに散乱していました。
さらに先に進むとキャンプ場跡地が見えてきます。
看板
トイレ
ブランコ
小学校の校庭にあるやつ
自販機
先客の足跡
何年前まで営業していたか分かりませんが、かなりの年数が経ち、地形も変化して歩くのもままなりません。
ここを起点に、西方に向かって延びる廃道を辿っていきます。
道幅はあるけど車はもう入れません。
時々気になる獣道を辿って斜面を登り下りしていきます。
広大なすすき野原。
眼下にハゲ山が広がる場所も…
シカはそこら中にいて警戒音を鳴らして逃げていきます。
この中にもシカが1頭写っています。
左が肉球、右が蹄の足跡。歩く場所が違う?
ゴール地点には謎の建造物。石瓦なので古そうだけど番線や鉄パイプも使われているので近代のものでしょうが、用途が不明です。
中には何もない。
瓦は三つ巴?の紋。
水路のようなもの。
穴は埋まっています。
廃道はこの先人が一人通れる程度の幅に狭まり、数10メートルで道が崩れてなくなっているので、ここまでで終了。
来た道を戻って帰ります。
登りはエネルギーを消耗しますが、下りは膝軟骨を消耗しますね。左膝がヤバい。
という訳で、今回はシカの遺体は見つかりませんでした。
でも大船渡までの道中でタヌキを拾っていたのです。
首元に傷。
事故による傷とは違うみたいで、新しくもないので生前ケンカか何かで噛まれたのかもしれません。
ちなみに死因は腹腔内出血で、骨は無傷でした。
往復4時間半。山歩き4時間の結果、本日の収穫はタヌキのみ。まぁ、自然が相手なので、こんなものでしょう。
それでは、また。