一時は涼しくなりましたが、また暑い日がやってきましたね。
今日も夜勤の前に骨いじりしてました。
今日のお友達はタヌキ、ニホンザルの子ども、キツネ。
せっかくなので里山の動物の脊椎を並べてみました。
左から、ヒト(頸椎・腰椎、一部胸椎含む)、ニホンザル、タヌキ、キツネです。
タヌキとキツネの頸椎
タヌキとキツネの腰椎
タヌキとキツネはどちらもイヌ科で、生息域も似ています。
頸椎は一見すると大きな違いがないように見えますが、腰椎はキツネの方が横突起が発達しています。
キツネは肉食傾向が強く、小動物を狩るために速く走る必要があり、体をバネにして走るため体幹の筋肉を支える骨がタヌキより発達しているのでしょう。
ニホンザルの頸椎
ニホンザルの腰椎
サルは歩行様式もタヌキ、キツネと異なるので、全体的に相違点が多い印象です。
特に頸椎は1つ1つが短く、輪状になっていて、形はヒトに近いですね。
サルとヒトの腰椎
腰椎の形は、サルとヒトより、サルとタヌキの方が近いですが、いずれも違っています。
今まで頭骨を使って比較をしていましたが、他の部位の骨も比べてみると色々違いがわかりますね。
仕事に行く時間が迫っているので、今回は蘊蓄少なめで終わらせます。
それでは、また。