突然ですが、永久歯が生え揃ったばかりの若いタヌキを拾いました。
頭骨の縫合がまだ緩いので、前からやってみたかった分離標本にしてみようかと思います。とりあえず4時間煮込みました。
正中矢状断。頭を縦半分に切断します。
歯はあらかじめ抜いて別途処理中です。
内側はこんな感じ。
脳の空間は空っぽですが、鼻の中は薄い骨が詰まってます。ここが黒っぽいのはまだ粘膜などの軟組織が残っているからです。しかし、構造が複雑なうえに粘膜は脆いので、摘まんで取り出すことができないため、骨を壊さないよう水流で流すか、腐らせるかしないと完全に除去することはできません。
なので、しばらく水に浸けておきます。
今回は初めてなので、半分はパーツに分け、もう半分はそのままにして比較できるようにしてみます。
それでは、また。
*おまけ
今日のお土産(未遂)
イタチ
川沿いの道路脇にて。頭から頸椎まで潰れていましたが、体の骨は取れそうです。
でも、電線の上からカラスが待ち構えていたので、横取りするのも申し訳なく、持ち帰らずにカラスが安全に食べられる場所へ移動しておきました。