今日は仕事の話。というか広報をさせていただきます。
日本精神科看護協会で行っている事業のひとつに『こころの健康出前講座』というものがあります。
事業の概要は下記の通りです。
①目的
地域住民を対象にこころの健康に関する研修会・講演会・相談会等を開催することで、地域住民のこころの健康を維持・向上することと、精神障害への理解を深めること。
②講師
日本精神科看護協会に所属する看護師のうち、各都道府県支部から認められた者で、私と同じく精神科認定看護師も多く講師登録しています。
看護師という立場ならではの技術・知識・経験に基づき依頼者の希望するテーマに沿って講演します。
③対象
地域住民(地区の集まり、自治体、企業、学校、福祉施設など)。
医療施設以外ならどこからでも、誰でも依頼することができます。
人数も決まりはないので、数人から100人単位の受講まで幅広く対応可能です。
④費用
講師料、交通費は無料です。
会場の準備や使用料、資料印刷代などの実費は依頼者側で負担いただきます。
⑤テーマ
こころの健康に関することなら何でもOK。
依頼者の希望するテーマ、開催方式で行います。
⑥依頼方法
日本精神科看護協会HPより申込書をダウンロードし、内容を記載してメール/FAX/郵送でお送りいただくと、各都道府県支部から選定された講師が依頼者に返信します。
(登録講師一覧から講師を選ぶこともできます)
詳しいことは協会HPでご確認ください。
https://nisseikan.net/kokoro/demae/
私も何度か出前講座を実施しご好評をいただいておりましたが、実はこの事業どころか協会の存在自体が一般に認知されていないのが現状で、ご依頼をいただく機会が少ないのです。
なのでこの場を使ってお知らせさせてもらいました。
労働者の過労死、高齢化に伴う認知症の増加、児童・高齢者・障害者虐待、有名人の自死や未遂など、こころの健康に関連する問題が報道される度に自身や身近な人のことが心配になる方も多いかと思います。
そんなタイミングで広報するのは人の不安感につけ込んでいるようで嫌なので、なるべく報道が落ち着いている時にお知らせしようと考えていたのですが、そんな日は来ないと気付いたので、もうやっちゃいました。
私が精神科で働くことを選んだのは、地域の認知症ケアをより良くしたかったから。そして精神科認定看護師を目指したのは、岩手の自殺対策について力になりたかったから。という背景もあり、自分の目的と地域の保健衛生のためにも、こうした活動は非常に重要だと考えています。
そして岩手の方は私の講演を聴けるチャンスでもあります!
協会HPをご覧になり、興味をもっていただける方が一人でも増えてくれると嬉しいです。